有線イヤホンは、ゲーム機などの音をコードで受け取り、耳元で聴く道具です。無線の音の遅れが気になったときにも候補になりますが、コードが届き、差し込み口が合うことが先。ここでは約1.2mのATH-CK350X、MDR-EX155、final E500を、片づけ方と耳への合わせ方、購入時の総額から比べます。通話にも使いたい場合は、音を聴く役目とマイクの役目を分けて確かめましょう。
毎回ほどく手間を減らしたい人、手元で余るコードをまとめたい人、耳に触れるゴム状の部品であるイヤーピースを細かく替えたい人。それぞれに見る特徴が違います。ゲーム音を聴く三本を比較する記事なので、通話だけが目的の人や、1.2mでは届かない人は、接続方法を先に決める必要があります。
まず、いつもの席に座って接続先を決めます。本体に差すのか、Switch 2 Proコントローラーに差すのか。通話もするなら、自分の声をどのマイクで拾うかも決めてください。この二つが合わないと、3本の細かな仕様を比べても選び直すことになります。
手持ちの有線で問題なく遊べるなら買い替えは不要です。
ここではメーカー仕様と販売店の公開情報を比較しており、実機の試聴・遅延測定・ゲーム機との動作確認は行っていません。
目次
音を聴く役目と、声を送る役目を分ける
イヤホンの役目は「音を聴く」こと。自分の声をゲーム相手へ送るのはマイクの役目です。両方を備えたものはヘッドセットなどと呼ばれます。ATH-CK350XとMDR-EX155にはマイクがないため、差しただけで声を送れる道具としては選べません。3.5mm版E500を通話にも使いたい場合は、型番FI-E05PLBLにマイクがあるか、使う機器で声を送れるかを購入前の確認項目にしてください。USB-C版の機能を、そのまま3.5mm版の説明として読まないことが大切です。
Switch 2の本体マイクを使うなど、声を拾う別の場所があれば、聴く側にマイクがなくてもよい使い方があります。ゲームチャットのマイク案内
接続を選ぶときは、まず「何の音を聴くか」。ゲーム音だけなのか、スマートフォンの通話音も同時に聴きたいのか。次に「どこへ差すか」。手に持つ本体なら耳まで短く、テレビ脇の本体なら席まで長くなります。この二つをそろえてから三本を比べると、買ってから長さや通話の条件で困りにくくなります。
たとえば一人で携帯モードの野球ゲームを遊ぶなら、音を聴くコードと耳への収まりを見ればよい。一方、スマホで友人と通話しながらTVモードで遊ぶなら、ゲーム音と通話音をどう扱うかが先です。後のマイクと通話の項目で、自分の接続を確かめてください。
1.2mをどこから測るか
メジャーの端を、イヤホンを差す端子の位置に合わせます。そこから机の縁など実際にコードを通す場所を経由して、耳元まで測ってください。テレビの画面から座席までの直線距離とは違います。
長さを確認したら、ゲーム機を少し持ち上げ、椅子に座り直す動きもしてみます。1.2mちょうどで届く計算では、その余裕がありません。テレビ脇の本体から離れて座る人は、3本の比較へ進む前に延長ケーブルを含む配線と費用を考えたいです。今回の3本どうしで買い替えても、届く距離はほぼ増えません。
長さを考える
測る始点は、差し込む端子
3本とも約1.2m。 コードの通り道に沿って、端子から耳元まで測ります。
手に持って遊ぶ
本体上部の端子 → 耳元
手元に余る長さも確認
本体をテレビ脇に置く
本体上部の端子 → 耳元
机の縁を回る分も含める
いつもの姿勢に加えて、座り直す余裕も。
初代Switch・有機ELモデル・LiteとSwitch 2は、本体のヘッドホンマイク端子を接続先の基準にできます。任天堂の案内では3.5mm・4極のCTIA規格に対応しています。3.5mmはプラグの太さ、4極は接点の区分、CTIAはマイクを含む配線の決まりです。
今回の三本は3.5mmのステレオ、つまり左右二つの音を聴くイヤホンです。通話にも使えるかはプラグの太さだけで決めず、マイクの有無まで照合します。通話用も選ぶ場合に、形だけでなく規格まで照合するための情報です。市販製品すべての動作が保証されているわけではないため、端子が合うことと動作確認済みであることは分けて読んでください。任天堂の端子規格案内
テレビのイヤホン端子へ差すと、音もテレビを通ります。遅れを切り分けるときは、本体へ直接差し、同じ場面を再生するほうが比べやすいです。任天堂のリズムゲーム向け案内でも、本体のヘッドホン端子を使う方法が挙げられています。ただし、映像側の遅れまでイヤホンの交換でなくせるわけではありません。任天堂の音声・映像の遅延対策
Switch 2のProコントローラーにつなぐ場合
Switch 2 Proコントローラーには底面にヘッドホンマイク端子があります。この接続なら、測るのは手元のコントローラーから耳まで。ソファとテレビが離れていても、その距離をイヤホンのコードで渡す必要はありません。
ただし、本体とコントローラーを無線でつないでいれば、音にも無線で送る区間が残ります。遅れが気になるときは、コントローラーを本体へ有線接続した状態でも比べてください。任天堂の案内では、付属USB充電ケーブルでドックにつなぐと自動的に有線通信になります。
ヘッドホンを使えるSwitch 2 Proコントローラーは1個です。複数のコントローラーを無線接続している場合は使えません。人を招いて遊ぶ予定があるなら、ここまで含めて接続先を決めます。初代Switch用Proコントローラーには同じ端子はありません。初代Proの各部・仕様、Switch 2 Proコントローラーの使用条件
Switch 2 Proコントローラーとゲームチャットの利用条件は、10月12日に公式本文で照合しました。対応規格が同じでも市販製品すべての動作保証ではないので、購入前に自分の接続先と通話の条件を合わせます。
3本の違いは、コードと耳につける部分
どれも約1.2mなので、三本の間で選び直しても届く距離はほぼ増えません。長さが足りた人は、使う前後の困りごとを一つ選びます。ほどく手間ならATH、余りをまとめるならSony、装着を細かく合わせるならfinal。その特徴が自分の場面に役立つかを、下の仕様で確かめます。
| 製品 | コード | 付属イヤーピース | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| audio-technica ATH-CK350X | 1.2m・Y型、溝入りウェーブコード | XS・S・M・Lの4サイズ | コードの絡みにくさと抗菌加工 |
| SONY MDR-EX155 | 約1.2m・Y型、コード長アジャスター付き | SS・S・M・Lの4サイズ | 手元で余るコードをまとめる |
| final E500・3.5mm版 | 1.2m・無酸素銅(OFC)ケーブル | TYPE E、SS・S・M・L・LLの5サイズ | 装着を調整できるサイズの幅 |
ATHとSonyのY型は、途中から左右のコードが同じ長さに分かれる形です。表のサイズ名は各社の呼び方なので、同じ「S」でも耳への当たり方は同じとは限りません。数が多いことと、自分に合うことも別です。
ATH-CK350Xは、取り出すときのコードを見たい人へ
遊び終わるたびにイヤホンをしまうなら、次に取り出すときのコードが気になります。ATH-CK350Xは、表面に溝をつけたウェーブコードを採用。メーカーは絡まりにくい構造と説明しています。カバンや引き出しから出して使う人には、この構造が選ぶ理由になります。
コードは1.2m、プラグはL型、質量はコードを除いて約4g。付属イヤーピースはXS・S・M・Lの4サイズで、抗菌加工があります。加工があっても汚れは付くので、手入れは説明書に従ってください。ATH-CK350Xの公式仕様
長さを巻き取る道具は付属しません。余りを短くまとめることが主な目的なら、次のSonyの付属品も比べたいです。また、末尾に「iS」が付くATH-CK350XiSはマイク付きの別製品です。マイク付き型番の仕様注文前は色だけでなく型番の末尾も見ます。
MDR-EX155は、手元で余るコードをまとめたい人へ
本体を手に持って遊ぶと、1.2mのコードが膝の上で余ることがあります。MDR-EX155にはコード長アジャスターが付属し、余った部分を巻き付けて調整できます。取扱説明書では、巻き付けられる長さは最長50cmで、プラグと左右に分かれる部分を巻き付けないよう案内されています。必要な長さを残してからまとめ、本体を持ち上げるときに引っ張られない量にします。MDR-EX155のアジャスターの使い方
コードは約1.2mのY型。L型プラグで、コードを除く質量は約3gです。ハイブリッドイヤーピースはSS・S・M・Lの4サイズ。アジャスターは余りを整理する道具なので、テレビ脇まで足りないコードを延ばすことはできません。MDR-EX155の公式仕様
マイク付きはMDR-EX155APという別型番です。APのマイク仕様ここで比較しているのはAPの付かない製品。アジャスターへの巻き方や装着方法は、公式サポートの「取扱説明書」から確認できます。
E500は、イヤーピースを替えて合わせたい人へ
E500にはTYPE EイヤーピースがSS・S・M・L・LLの5サイズ付属します。耳に触れる部分の大きさを替えたい人は、ここを見ます。イヤーピースを左右に振って角度を合わせられるスウィングフィット機構もあり、大きさと向きを調整する構造です。
装着するときは本体のL(左)・R(右)を確認し、片耳ずつ合わせてください。緩いときは大きさを替え、痛いときは無理に押し込まず外します。サイズを替えれば必ず誰にでも合う、という意味ではありません。
finalは、左右の耳に届く音の違いを利用して空間を感じさせるバイノーラル技術や、仮想空間を体験するVRの音源を意識した設計と説明しています。音の方向感が気になる人が、この製品も比較する理由になります。ただし特定のSwitchソフトで足音がほかの二本より分かりやすいかは、公開仕様だけでは決められません。装着の調整幅と、この設計方針を関心の入口にする製品です。E500の公式製品説明
ここで比べるのは3.5mm版のE500、型番FI-E05PLBLです。E500 USB-Cは型番FI-E05DPLUCCという別製品で、公式取扱説明書にはマイク、音量の上げ下げ、着信応答の操作が載っています。3.5mm版と型番・接続先・機能の案内を分けて読みます。E500 USB-Cの取扱説明書
OFCは無酸素銅という導体の名称で、ケーブルは1.2m。素材名だけで三本の音の優劣は判断しません。公式の質量表記は15gですが、ATHとSonyの「コードを除く」と条件がそろわないので、重さの順位には使っていません。E500の型番・装着・仕様
買値は型番・色・配送先をそろえて比べる
買う候補が決まったら、同じ型番、欲しい色、配送先をそろえて販売ページを開きます。商品代だけでなく、送料と必要な延長ケーブル代まで足した金額が、今回の使い方にかかる費用です。たとえばイヤホンが安く見えても、席まで届かず延長ケーブルを買うなら、その分も予算に含めます。
| 製品 | 商品選択でそろえること | 支払額を見る前の確認 |
|---|---|---|
| 広告・楽天市場audio-technica ATH-CK350X | マイク付きのCK350XiSと混同せず、欲しい色を選ぶ | 選んだ色の在庫、配送方法、配送先に適用される送料 |
| 広告・楽天市場SONY MDR-EX155 | マイク付きのEX155APと混同せず、欲しい色を選ぶ | 配送方法と送料、付属品、新品・中古と保証の条件 |
| 広告・楽天市場final E500 3.5mm版 | FI-E05PLBLを選び、USB-C版FI-E05DPLUCCと分ける | 配送先の送料、保証を追加する場合の金額、ポイントの適用条件 |
価格の参考例として、2026年10月12日にメーカーのfinal公式WebストアのE500で税込2,580円の表示を確認しました。3.5mm版E500の1点の商品価格であり、下に案内する楽天店の注文総額や、三本の最安順位を示す値ではありません。購入する店と条件を決めて、同じ時点の金額を見直してください。
楽天市場で見比べる場合の対象商品:オーディオテクニカ公式楽天市場店(ATH-CK350X)、いただきプラザ楽天市場店(MDR-EX155)、final公式楽天店(E500・3.5mm版)。各掲載先の現在の価格・色別在庫・配送先別総額を、ここで一律に確定したものではありません。
送料は店舗の案内を読んだ後、欲しい色と配送先を選んだ注文確認画面で確かめます。複数の配送方法がある店では、どの方法が対象商品に使われるかも確認してください。店舗の配送条件は、audio-technica、いただきプラザ、finalでそれぞれ読めます。
クーポンやポイントは、使える条件を自分に当てはめてから扱います。獲得予定ポイントと、その場で支払う金額も分けて見ます。安さだけでなく、耳に合わなかった場合の返品条件も読みたいところです。「届いてから合わなければ返す」と考えるなら、開封後の扱いを先に確認します。
コード長・質量・付属品などは10月12日にメーカー資料で照合しました。Sonyの巻き付け方と最長50cmの注意は公式取扱説明書の本文、E500 USB-Cの型番と操作は専用の公式取扱説明書によります。3.5mm版E500に通話機能があるという根拠にはしていません。
通話もしたいなら、使うマイクを先に決める
ATH-CK350XとMDR-EX155は、自分の声を送るマイクを備えていません。3.5mm版E500を含め、声も送る目的で選ぶなら、購入する型番のマイクの有無と接続先の対応を先に確認します。音が聴けた後に通話だけできない場合は、イヤホンの故障と決める前に、声を拾う機器を確かめてください。
初代Switchでは、ソフト内の通話機能とスマートフォンのNintendo Switch Appを分けて考えます。たとえば『あつまれ どうぶつの森』のアプリ経由の通話は、スマートフォン側で行います。ゲーム機本体やテレビから、その通話音は出ません。アプリの利用にはNintendo Switch Onlineへの加入が必要で、13歳未満のアカウントではボイスチャットを使えません。この3本だけでゲーム音とスマホの通話音を一つにまとめることもできません。任天堂のボイスチャット案内
Switch 2のゲームチャットでは本体内蔵マイクを使えます。イヤホンで聴き、本体で声を拾う使い方なら、イヤホン自体にマイクは要りません。口元のマイクを使いたい場合は、対応するUSBヘッドセットや3.5mm・4極CTIA規格のヘッドセットを別に検討します。使う場所と接続方法はSwitch 2のゲームチャット公式案内で確認してください。
ゲームチャットにはNintendo Switch Onlineへの加入と、SMSを受け取れる電話番号の登録なども必要です。16歳未満、またはみまもり対象のアカウントには保護者の許可が必要なので、マイクを買えば始められると決めず、利用前の条件も確認します。
届いたら、同じ場面で一度試す
音量を下げてからプラグを差し、L・Rを合わせて装着します。普段の姿勢で本体を持ち直し、コードが張らないことを確認。次に同じゲームの同じ場面を再生し、無理のない音量に合わせます。
音が出ないときは、接続した端子、プラグの差し込み、音量の順に戻ります。Switch 2 Proコントローラー経由なら、前に挙げた無線コントローラーの接続条件も確認します。手持ちの別のイヤホンがあれば、接続先を変えずに交換してみると、イヤホン側と本体側のどちらを調べるか絞れます。
音は出るのにずれるなら、テレビ経由から本体への直接接続に替え、同じ場面で比べます。装着したときだけ片側が弱いと感じるなら、左右のイヤーピースの密着も見直してください。痛みがある状態で試し続ける必要はありません。
長さに余裕があり、音と装着に問題がなければ、余ったコードをまとめて片づける場所を決めます。届かないなら3本からの選択はいったん保留。いつもの席までの経路と延長する費用を決めてから、候補へ戻ってください。


