ほうじ茶と牛乳はある。でも、どのくらい入れればラテになるんだろう。

作り方を探すと、鍋で煮出すものもあれば、カップで混ぜるだけのものもある。「粉末を大さじ1」と書かれていても、いま手元にある粉にそのまま使える分量なのか、少し迷う。

ほうじ茶ラテは、ほうじ茶とミルクを組み合わせた飲み物だ。ここで紹介するレシピには、コーヒーは入らない。お茶の味をどう取り出すかと、ミルクや甘みをどう加えるか。この二つが分かると、鍋で作る方法とカップで混ぜる方法の違いも見えてくる。茶葉とミルクを使う例/インスタント茶と牛乳を使う例

まずは袋をひとつ、台所に出してみよう。茶葉なのか、粉末のお茶なのか、甘みやミルクまで入ったラテ用なのか。名前だけで迷うなら、裏の「原材料名」と「作り方」を見る。そこから、今日使う道具と作業の順番を決めよう。

ここでは公的機関とメーカーのレシピをもとに、一杯を作る手順をたどる。実際に調理・飲み比べをした記事ではない。分量と手順は2026年10月11日に参照した資料に基づく。

目次

最初に分けるのは「茶葉をこす」か「粉を混ぜる」か

茶葉で作るときは、お湯にお茶の成分を取り出してからミルクを合わせ、最後に残った葉を茶こしで取り除く。粉を使うときは、粉そのものを混ぜるか、お湯に溶かしてから牛乳を加える。お茶のパウダーと、砂糖やミルク分まで配合されたラテミックスは、同じ量で交換できる材料ではない。

比較表は横にスクロールできます。

今日の作り方を決める、小さな比較
使う材料甘み・ミルク準備で違うこと
茶葉ミルクを別に加える鍋で煮出し、茶葉をこす
ちきりやのパウダー牛乳を加え、砂糖は好みで粉をふるって牛乳と混ぜる。アイス用
伊藤園のインスタント茶牛乳を別に加える湯で溶かす。牛乳用の鍋と泡立て器も使う
無印良品のミックス甘みとミルク分は配合済み指定量の湯を注ぎ、よく混ぜる

各欄は別の公式レシピです。材料だけを交換する表ではありません。茶葉/指定パウダー/指定インスタント茶/指定ミックス

分量のgは重さ、mlは液体の量。「小さじ」「大さじ」「ティースプーン」は、各レシピが指定する量り方なので、手持ちの食事用スプーンへ適当に置き換えない。gの指定があればはかり、mlなら計量カップで量ると、次も同じ濃さから試せる。下の分量は一つずつ独立したレシピで、好きな欄から粉と牛乳だけを組み合わせる表ではない。

茶葉がある日は、ミルクを入れる前に1分

家にほうじ茶の茶葉があるなら、新しい粉末を買う前に鍋で作る方法がある。

農林水産省の「ほうじ茶チャイ」は、最初に茶葉をお湯で煮出し、そのあとミルクを加えるレシピだ。「煮出す」は、鍋で熱しながら茶葉からお茶の成分を取り出すこと。この手順では、先にお湯と茶葉を入れる順番まで含めて試したい。

先に量っておくもの

  • ほうじ茶の茶葉:5g
  • 熱湯:100ml
  • ミルク:150ml
  • シナモンパウダー:適量

道具は小鍋、茶こし、カップ。茶葉を量るはかりと、水分を量る計量カップも用意する。

作る順番

  1. 小鍋に茶葉と熱湯を入れ、弱火で1分煮出す。
  2. ミルクを加える。鍋の縁に小さな泡が立ち、沸騰する直前で火を止める。
  3. 茶こしを通してカップへ注ぎ、シナモンを振る。

茶葉を取り除くのは最後。鍋から直接カップへ流し込む前に、茶こしを置いておくと作業がつながる。熱い鍋と液体の扱いには気をつけたい。

出典はシナモンを使うチャイのレシピ。スパイスなしで作る場合は、このレシピからのアレンジになる。ミルクを加えてから煮続ける時間は、元の手順には指定されていない。

農林水産省「ほうじ茶チャイ」の材料と手順

冷たい一杯なら、粉末と牛乳を混ぜる方法も

鍋を出さずに作りたい日には、アイスラテの手順が短い。

ちきりやの「ほうじ茶 茶こし付き30g」は、茶葉を粉砕したパウダー。公式ページに、牛乳と直接混ぜる2通りの分量が載っている。

  • あっさりめ:粉末2g(小さじ1杯)と牛乳150ml
  • 濃いめ:粉末4g(小さじ2杯)と牛乳180ml

カップに粉末と牛乳を入れ、よく混ぜる。砂糖や氷は好みで加える。道具はカップ、計量するもの、混ぜるスプーンなどでよい。

この商品の案内では、粉が静電気を帯びて小さなダマになる場合があるため、茶こし付き容器を使う仕組みになっている。粉のかたまりが気になるときは、まず粉をふるう工程を見直したい。

なお、2gから4gへ変えるときは、牛乳も150mlから180mlへ変わる。「粉だけを倍にするレシピ」と覚えないほうがよさそうだ。

この分量は、ちきりやの当該商品のアイス用。別の粉末やホットに使うときは、その商品の作り方を入口にする。

ちきりやのアイスほうじ茶ラテの作り方

インスタント茶は、少量のお湯に溶かしてから

同じ粉に見えても、インスタント茶はお湯に溶かして作るタイプ。茶葉を砕いたパウダーの「よく混ぜる」と、この商品の「よく溶かす」は、同じ作業としてまとめない。

伊藤園の「さらさらとける お~いお茶 ほうじ茶」を使うラテは、カップでお茶を溶かす作業と、鍋で牛乳を温める作業に分かれている。

1人分の材料

  • 「さらさらとける お~いお茶 ほうじ茶」:大さじ1
  • お湯:30ml
  • 牛乳:140ml

作る順番

  1. カップにインスタント茶とお湯30mlを入れ、よく溶かす。
  2. 手鍋に牛乳を入れる。泡立て器で混ぜながら、沸騰する直前まで温める。
  3. 温めた牛乳を、お茶を溶かしたカップへ注ぐ。

使うのはカップ、手鍋、泡立て器、大さじ、計量カップ。茶葉をこす道具は要らないが、この公式レシピでは牛乳を温める鍋を使う。

「粉末だから全部カップだけでできる」と考えると、ここで道具が足りなくなる。電子レンジで代用する場合のワット数や時間は、出典にはない。

大さじ1の重さも、このページでは示されていない。先ほどの粉末2gと同じものとして置き換えず、分量の単位ごと使い分けよう。

伊藤園「ほうじ茶ラテ」の材料と手順

ラテミックスは、カップの大きさでお湯を決めない

お湯を注いで作るラテミックスなら、牛乳を別に温める工程を省ける。無印良品「おうちで味わうカフェメニュー ほうじ茶ラテ」も、そのタイプの一例だ。

作る前に、手元の袋の「1杯分」を見て粉を量る。カップが大きいからと縁近くまでお湯を注がず、指定の量を計量カップで量ってから混ぜよう。無印良品の現行商品表示では、ホット1杯分は粉17g(ティースプーン3杯半)とお湯140ml。カップに粉を入れ、お湯を注ぎながらよく混ぜる。

道具は耐熱カップ、粉と湯を量るもの、混ぜるスプーン。お湯を沸かせる環境があれば、鍋でミルクを温めたり、茶葉をこしたりする作業はない。

ミックスは、一杯に使うお茶・甘み・ミルク分を先に組み合わせた粉。減らすと、お茶だけでなく、配合された甘みやミルク分も一緒に減る。薄くなることと、甘さだけを下げることは違う。甘さだけを細かく変えたい場合は、お茶と甘みを別々に入れる作り方のほうが扱いやすい。

無印良品の商品ページ/現行商品の作り方・原材料表示

茶葉は農林水産省のほうじ茶チャイで5gと熱湯100mlを弱火1分、ミルク150mlを加え、沸騰直前で止めてこしシナモンを加える。ちきりやのアイス用粉末は2gと牛乳150ml、濃いめ4gと180ml。伊藤園の指定インスタント茶は大さじ1を湯30mlで溶かし、温めた牛乳140mlを注ぐ。無印良品の指定ラテミックスのホットは17gと湯140ml。
分量は各欄に記載した商品・公式レシピ専用です。他の商品へ置き換えず、手元の表示を確認してください。
図を拡大して見る(別タブ)

「思っていた味と違う」ときは、次の一杯でひとつだけ変える

作り始める前に、茶葉や粉の量、お湯、牛乳をメモしておく。好みに近づけるときの出発点になる。

たとえば牛乳もお湯も目分量にしてしまうと、次に同じ一杯を作りにくい。まずは出典の分量で作り、それから甘みや濃さを一項目ずつ動かす、という試し方ができる。ここは公式レシピの指定ではなく、家庭で調整するときの提案だ。

  • 粉がダマになる:量を増やす前に、ふるう・混ぜる手順を商品の案内と照らす
  • 薄く感じる:お湯や牛乳を、指定より多く入れていなかったか見直す
  • 甘さを抑えたい:ミックス全体を減らすか、お茶と甘みを別々に入れる方法に替えるかを考える

最初から茶筅やミルクフォーマーをそろえなくても、ここで紹介した手順は始められる。家に茶葉があれば鍋と茶こしで。冷たい牛乳があれば、それに混ぜられる粉末で。今日は洗い物を少なくしたいなら、お湯で作るミックスで。

次の一杯を決めるときは「もっとお茶を感じたい」「甘みを減らしたい」「鍋を洗う作業を減らしたい」のどれか一つを書いてみる。お茶だけの材料なら甘みを別に動かせる。配合済みミックスなら手順を短くできる。一杯分を量ってみると、味の好みと続けやすい作り方を分けて選べるようになる。

材料の種類や買うときの見方から知りたい方は、海外のHojichaをきっかけに、家で試す材料を紹介した記事もどうぞ。