旅行やイベント用にカメラを借りるとき、商品名に「ボディー」とあれば、それだけで撮影の準備が済むとは限りません。レンズ交換式カメラで写真を撮って持ち帰るには、対応するレンズ、保存用カード、使える電池、充電する手段をそろえて確認する必要があります。

この記事では国内のCanon EOS R50に絞ります。EOS R50 Vなどの別機種へ条件を広げず、メーカーの販売セットと、取得できたRentioのボディ商品案内を読み分けます。実際にレンタルした経験や、電池の持ち・充電時間の実測による記事ではありません。

初めて借りるなら、価格や泊数を決める前に「自分で何を用意するのか」を書き出しましょう。レンズ付きでもSDカードが付くとは限らず、USB端子があっても手持ちの充電器をそのまま使えるとは限りません。

「ボディーのみ」と「レンズキット」は何が違う?

ボディーはカメラ本体のことです。「ボディーのみ」は通常、レンズを別に用意する商品の区分で、電池や充電器もすべて除外されるという意味ではありません。たとえばキヤノンのEOS R50製品情報は、本体構成にバッテリーパックLP-E17、バッテリーチャージャーLC-E17、ストラップなどを掲載しています。

レンズキットは、カメラと指定のレンズを組み合わせた商品です。EOS R50には「RF-S18-45 IS STMレンズキット」という販売構成があります。ただし、メーカーが新品を販売するときの構成と、レンタル会社が貸し出す同梱品一覧は別に確認してください。同じカメラ名でも、レンズの種類、電池の本数、カードの有無が一致するとは限りません。

販売セットとレンタル商品を分けて読む

確認するものキヤノン販売:EOS R50ボディーキヤノン販売:RF-S18-45レンズキットRentio:EOS R50ボディ ブラック
レンズ別に用意指定レンズを組み合わせた商品レンズは付属しないと明記
メモリーカード付属しない付属しない対応SDカードを用意する案内あり
電池・充電器LP-E17・LC-E17を掲載本体側の付属品は左記を参照今回は同梱品一覧の詳細を取得できず、本数・型番は未確認
USB用の機材インターフェースケーブルは非同梱同左USB電源機材・ケーブルの同梱は未確認
読む資料の役割新品の本体構成新品の組合せ商品借りる商品の条件を確認する資料

メーカーのカード非同梱と主な付属品はEOS R50の「カメラと主な付属品」、レンタル側のレンズなし・SDカードの注意はRentioのEOS R50ボディ商品で確認しました。2026年10月16日時点の確認です。Rentioのレンズキット詳細と同梱品一覧の内容は今回確定できていないため、この表はレンタル2パッケージの付属品比較ではありません。

レンズは「キヤノン用」だけで判断しない

手持ちのレンズを使う方は、レンズの正式な型番まで照合します。EOS R50はRFマウントで、RF・RF-Sレンズを取り付ける機種です。EF・EF-Sレンズは対応するマウントアダプターを併用する条件があり、EF-Mレンズは使用できません。細かな除外条件もあるため、手持ちの一本が使えるかは国内公式仕様の使用レンズ欄で確かめてください。

マウントは、カメラとレンズを接続する規格です。以前使っていたカメラとメーカーが同じでも、直接取り付けられるとは限りません。対応するレンズを持っていなければ、ボディーだけを予約する前に、指定レンズ付きの商品か別レンタルを含めて考えます。

また、レンズ付きという言葉だけで、遠くの被写体を十分大きく撮れるかまでは決まりません。今回は画角や性能のおすすめ比較には広げませんが、撮りたい場面を思い浮かべ、同梱されるレンズの型番を確認するところまでは済ませておきましょう。

SDカードは、容量と書き込み条件を分ける

EOS R50は撮影画像をカードに記録します。対応する記録媒体はSD・SDHC・SDXCメモリーカードで、UHS-Iに対応しています。メーカー販売セットにはカードが付属しません。レンタルでは独自に付く場合もあるため、自分が借りる商品について「付属」「別途用意」「追加購入」などの記載を確認します。

カードの「64GB」などは保存容量です。一方、UHSやスピードクラスはデータをやり取りする規格や速度に関する表示で、同じ意味ではありません。静止画を基本に使う人が、動画向けの速度条件をすべて必須と受け取る必要はありません。

ただし、4K動画なども撮るなら、撮影設定に応じた条件の照合が必要です。たとえばEOS R50の公式仕様は、4K UHDのIPB(標準)にUHSスピードクラス3以上を要求しています。「4Kが撮れるカメラだから、どのSDカードでも同じ設定で使える」とは考えず、使う記録サイズ・圧縮方式の行を要求カード性能で確認してください。

受取後はカードの空き容量と書き込み禁止スイッチも確かめます。新品や他の機器で初期化したカードについて、メーカーはEOS R50での初期化を案内しています。初期化はカード内のデータを消す操作なので、必要な写真を保存先へコピーし、開けることを確認してから行ってください。レンタル会社のカードなら、会社の案内にも従います。

シャッターが切れたように感じることと、写真がカードへ保存されたことは別です。試し撮り後に再生して画像があるかまで確認することが、カードの入れ忘れを見つける助けになります。カードの取扱説明も確認できます。

電池と充電器は、型番・本数・充電方法まで見る

EOS R50のバッテリーはLP-E17で、メーカーの販売セットにはLC-E17充電器が付属します。LC-E17は電池をカメラから取り出して充電する機器です。借りる商品については、電池が何本か、予備電池を別に手配するか、充電器が入るかを同梱品一覧で確認します。

Rentioの商品本文には、付属品が一部互換品になる場合があるという注記もあります。メーカーの付属品名だけを見て、レンタルで届く電池・充電器が同じ型番だと決めつけないようにしましょう。今回、貸出品の電池本数と充電器の詳細は未確認です。

充電済みで届くと想定して出発するのも避けたいところです。受取後に残量と充電の可否を確認し、使う前に準備します。電池1本で足りるかは、静止画・動画の使い方、撮影量や温度などで変わるため、ここでは一日持つとは保証しません。充電操作はEOS R50の公式手順に合わせてください。

USBの「充電」と「給電」は同じではない

充電は電池へ電気を蓄えること、給電はカメラを動かすために外部から電気を供給することです。EOS R50のUSB充電・給電の公式手順で説明されているのは、別売USB電源アダプターPD-E1を使う方法です。

  • 電源を切った状態では、カメラ内のLP-E17を充電します。
  • 電源を入れると給電になり、通常は充電されません。オートパワーオフ中は充電されます。
  • カメラ内に電池がないと給電できません。残量がないときは充電が行われ、給電は行われません。
  • 給電中も電池の残量が減る場合があります。

USB Type-Cという端子の形だけで、スマートフォン用の充電器やモバイルバッテリーが使えるとは判断できません。上記はPD-E1の公式手順を確認した範囲で、他の電源機器との組合せはこの記事では未確認です。USBで使いたい場合は対応する電源機材の条件と、レンタルで何が付くかを別々に照合してください。充電器が付く商品なら、まずその充電方法を確保できるか考えると準備が整理しやすくなります。

受け取ったら「一覧照合→保存→充電」の順で試す

出発当日まで箱を開けずに置かず、予定に余裕を持って次の順に確認します。

  1. 注文した商品と同梱品を照合する。 ボディー、レンズ、電池の本数、充電器、キャップ類を、レンタル会社の案内と比べます。不足や不明点は利用前に会社の案内に沿って確認します。
  2. 対応するレンズ・電池・カードをそろえる。 手持ち品を使う場合も型番を確認。カード内の必要データを残したまま初期化しないようにします。
  3. 写真を数枚撮って再生する。 ピントが合うかだけでなく、カードに保存された画像を開けるかまで確認します。動画を使うなら、予定している設定でも短く試します。
  4. 予定の方法で充電できるか確認する。 充電器を宿泊先でも使えるか、USBを使うなら対応機材があるかを照合します。
  5. 写真を持ち帰る方法も用意する。 PCへカードから取り込むなら対応カードリーダーなど、使う保存先へ移せる組合せを確認します。カードリーダーやケーブルが付くとは限りません。

必要な物がそろったら、カメラレンタルの返却期限の読み方で返送の段取りも確認できます。発送・到着・確認完了などの違いは、そちらで整理しています。

撮った写真を保存先へコピーして開けることを確認した後は、Google フォトで写真をアルバムに整理する手順へ進めます。こちらは写真の選び方や並べ方の記事です。アルバムを作ること自体が、別の保存先へのバックアップになるわけではありません。