スチーム式加湿器は、水を沸かして蒸気を出し、部屋を加湿する家電です。象印のEE-TC60は2026年型、EE-TB60は2025年型。型番は変わりましたが、公式商品ページの主な数値仕様は共通しています。

EE-TB60を持っていて、加湿と日々の使い勝手に困っていなければ、新しい年式だけを理由に買い替えを急ぐ必要はありません。これから買う人は、使う部屋に合うかを見たうえで、旧型の在庫と購入条件を比べましょう。

この記事はメーカーの公開資料を比べたもので、実機での加湿量・運転音・電気代の測定は行っていません。

目次

まずは使う部屋に合うかを確かめる

両機種の定格加湿能力は600mL/hです。これは加湿する能力を示す数字。適用床面積の目安は木造和室で10畳まで、プレハブ洋室で17畳までと案内されています。新型の仕様

「17畳まで」だけを見て選ばず、自宅の部屋がどちらの条件に近いかを合わせます。実際には部屋の構造や暖房器具などでも変わるため、吹き抜けや隣室まで含めて使いたい場合は、床面積だけで足りると決めないことが大切です。

置き場所も先に考えます。蒸気や内部のお湯を扱うので、手が触れにくく、倒しにくい場所を取扱説明書に沿って選んでください。安心機能があっても、蒸気口に手や顔を近づけてよいわけではありません。

新旧の主な数字はそろっている

給水の頻度、置ける大きさ、部屋を加湿する能力を比べるため、主な仕様を並べました。新型と旧型の公式値です。

EE-TC60とEE-TB60の主な仕様
項目EE-TC60EE-TB60
タンク容量4.0L4.0L
定格加湿能力600mL/h600mL/h
加湿時の消費電力450W450W
湯沸かし立ち上げ時985W985W
連続加湿時間の目安強6・中10・弱20時間強6・中10・弱20時間
幅×奥行×高さ約24×27.5×36.5cm約24×27.5×36.5cm
本体質量約2.8kg約2.8kg

この表から、新型にすれば給水回数が減る、強運転で長く使える、という差は読み取れません。450Wも実使用の平均電力や毎月の電気代ではないので、ここから省エネ性の優劣を付けるのは避けます。

操作面では、両機種とも自動加湿3段階、デジタル表示、入・切それぞれ1~9時間のタイマーを備えます。数値や掲載機能の一致は、内部の部品まで同じという意味ではありません。

静音の数字は湯沸かし中と分けて読む

両機種とも、加湿中の運転音は弱で約30dB、中・強で約34dBというメーカー表示です。ただし、沸とう時を除いた値です。寝室で使うなら「弱で静か」という説明だけで、運転開始からずっと同じ音と考えないようにします。

湯沸かし音セーブモードは、水温をゆっくり上げて音を抑える機能です。メーカー試験では通常約44dBに対して約39dBですが、満水時には湯沸かし時間が約10分延びます。加湿中や再沸とうの音は変わりません。音の感じ方や効果は使用状況にも左右されます。メーカーの条件と注記

新型なら旧型より静かになる、という買い替え理由は、この公開値からは作れません。

EE-TB60を持っているなら困りごとを一つ選ぶ

「給水が面倒」「夜の音が気になる」「加湿が足りない」。買い替えを考えた理由を一つ書き出します。そのうえで、新型のどの仕様がそれを変えてくれるかを見てください。主な数字が共通なので、年式の更新だけで解決すると期待しすぎない方が選び直しを防げます。

不満がなく正常に使えているなら、手入れをしながら使い続ける選択でよいでしょう。汚れや手入れの方法は手元の取扱説明書へ。水漏れ、焦げ臭さなど異常がある場合は、使い続けず点検・修理を相談します。

操作上の細かな違いが購入の決め手なら、その機能だけを型番指定で確かめてから判断します。

新規購入は旧型の安さより支払総額を見る

EE-TB60は公式サイトで在庫限定品と案内されています。希望の色や納期に合う旧型が見つかったら、新型と同じ条件で比べます。

  • 新品か、中古・展示品・外箱傷あり品か
  • 欲しい色と、実際に届く型番はどれか
  • 税込商品代に配送先への送料を足すといくらか
  • 保証の扱いと、不具合時の連絡先はどこか
  • 返品条件と発送予定は希望に合うか

ポイントの獲得予定額は、その場で払う金額と分けます。旧型の方が高い、欲しい色がない、到着が間に合わないなら、旧型にこだわる理由は薄くなります。

楽天の象印公式店には、URLに旧型番が残っていても、届く商品はEE-TC60と案内するページがあります。リンクの文字列や古いレビューだけで型番を判断せず、現行の商品説明を読みましょう。公式店の商品案内

買う前に最後にそろえること

所有者は「今の困りごとが新型で変わるか」、新規購入者は「部屋と置き場所に合い、購入条件に納得できるか」を最後の判断にします。前者なら買わずに使い続ける選択、後者なら旧型・新型のどちらも候補です。

確認事項:情報確認日は2026年10月13日です。明るさ切替は新型の商品ページに記載がありますが、旧型での有無を含む全機能の新旧取説照合は行っていません。実売価格・色別在庫・配送先別総額は一律に確定していないため、価格順位は掲載していません。

出典:上記公式商品ページと、象印の加湿器総合カタログ(2026年8月作成)。カタログの型番、仕様表、音の脚注を目視で照合しました。