開く角度と、閉じたときの厚みを見る

本が自然に開く位置で手を止めます。平らになるまで押さえつけると、ページを綴じた部分や表紙をつなぐ部分に無理がかかります。開いた表紙とページの重みを受ける支えを使う方法は、米国国立公文書館も案内しています。手で支えても読む角度を保てない本なら、本を置く角度と重さを支える書見台などを検討したいところです。本の開き方と支え方〈英語〉

読みかけには、薄い紙やリボンのしおりを挟みます。閉じた本がふくらむほど厚い物や、ページを挟む金属製の道具は避けます。角を折った目印は折り目が残り、弱い紙では角が欠けることもあります。読むときの扱い方〈英語〉

薄いしおりを読書席へ一枚置いておくと、レシートや近くの小物で代用する前に手が届きます。見開きのまま伏せて席を立つ代わりに、しおりを挟んで閉じます。少し面倒でも、本を押し広げた形のまま残さずに済みます。

戻す場所は、昼間の光と熱まで見る

夜には落ち着いて見える棚でも、昼には背表紙へ日が当たることがあります。窓際の一段、暖房の風が届く場所、結露する窓の近く。棚のどの部分に本を戻すかで、周りの条件は変わります。

光による褪色を防ぐには、残したい本へ直射日光を当てない。熱や湿気の発生源からも離して置きます。米国国立公文書館が一般向けに挙げる保管の基本です。本の保管場所〈英語〉

国立国会図書館も、温湿度、過度の光、ほこりなどに配慮した保存環境を説明しています。家庭ではまず、日差しや暖房が直接当たる数冊を移すところから始められます。図書館の空調設備をまねる前に、いま熱が当たっている一冊を動かします。国立国会図書館の保存環境〈英語〉