3.100・100・97mmは、どこを短くするのか
99mmずつの3等分
99+99+99=297mm。合計が合うだけでは、巻き込む面の余裕を確保できません。
グラフィックのA4標準例
短い97mmが、内側に入る面。この配置例では、外面の右端が表紙です。
帯は合計幅をそろえた模式図で、実寸の用紙ではありません。グラフィックの標準折り幅の100・100・97mmを、外面の右端が表紙になる順に並べた例です。裏面では短い面の左右が反転します。注文先・商品・開き方向が違えば、そのテンプレートを優先してください。
グラフィックのA4標準例を計算すると、100+100+97=297mmです。三面の合計がA4横向きの幅になります。短い97mmは、内側に折り込まれる面です。グラフィックの標準折り幅
この「短い面の場所」が、データの表裏で同じ側になるとは限りません。横向きに広げた紙を左右に裏返して見ると、左にあった面は右に移ります。グラフィックも、オモテとウラで対応する面が左右反転する点を注意事項にしています。表裏の位置関係の説明
たとえば外面を左から97・100・100mmで作った場合、裏側を同じ天地、つまり文字の上と下をそろえて見る中面は100・100・97mmになります。これは表裏の対応を説明する例です。右開き・左開きや上下に開く仕様では、表紙位置や文字の向きも変わるので、幅だけコピーして完成としないでください。
自分で3等分してから一面を縮めるより、注文先のテンプレートを最初に使う方が確認箇所を減らせます。別会社のテンプレートを流用する場合は、展開寸法、面幅、表紙位置をすべて照合する必要があります。切る位置の外まで背景を延ばす「塗り足し」の指定も、後半で確認します。
4.面順は番号より「役割」で確認する
両面の三つ折りは、表裏それぞれ三面で計六面あります。吉田印刷所も巻き三つ折りを「6ページ折り」として説明しています。ただし六面あることと、一面ずつ六つのファイルを提出することは別です。吉田印刷所の印刷用語集
まずは次の役割を書き込んでください。
- 表紙:閉じたときに最初に見せたい面
- 裏表紙:閉じたときの背面
- 折り込み面:最初に内側へ入る面
- 中面三面:全部開いたときの説明部分
外面の右端を表紙にする横向きの例なら、左から「折り込み面・裏表紙・表紙」。反対の中面は、左から「表紙の裏・中央の裏・折り込み面の裏」と対応します。これは役割を把握するための配置例で、全商品共通の面番号ではありません。
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「1・2・3」と順番に並べる前に、閉じた状態、表紙だけ開いた状態、全部開いた状態を考えると、内容を置く場所が決まります。電話番号は閉じたまま見せたいのか。料金表は三面を使うのか。最初の説明を読んだ後、次にどこへ視線を移してほしいのか。文章を書き込む前に決めておきましょう。
店舗案内を例にすると、表紙に店名、開いて最初に見える面に利用の流れ、全開の中面にメニュー、裏表紙に連絡先、という案を考えられます。これは面の役割を決める例で、完成デザインの決まりではありません。白い紙に役割だけ書いて開閉順を確かめれば、細かな装飾を始める前に、読者が次に見る場所を考えられます。本稿の図は配置の説明用で、実物印刷の検証結果ではありません。
入稿先の図では、外面を「表面」、内面を「中面」「裏面」などと呼ぶ場合があります。「裏面」と「裏表紙」は同じ範囲とは限らないため、用語だけで判断せず、表紙の位置を図で照合してください。

