EPUB・PDFは、本を読むためのファイル形式です。Kindle以外へ本を持ち出したいときも、まずは「その本を公式にダウンロードできるか」を確かめます。

Kindle本を、別の電子書籍端末でも読みたい。2026年1月20日に始まったEPUB・PDFダウンロードの案内を見ると、購入済みの本をまとめて移せそうに思うかもしれません。

ただし、対象はDRMフリーが確認された本の、認証済みの購入者です。Kindleで読める本すべてに、EPUBやPDFを取り出す選択肢が付くわけではありません。Amazon日本語公式案内

買った本でも、ダウンロードできない場合がある

Redditには、新しい仕組みでダウンロードできた人がいるかという質問があり、相談者は約50冊購入していても対象が見つからないと書いています。別の利用者は、一部だけダウンロードできたと回答していました。公開された質問と返信

これは日本の全購入者に同じ結果が出るという意味ではありません。「購入済みだから必ず対象」とは限らない場面の一例です。

見分けたいのは、この3条件

移したい本ごとに、ここを確認
  1. 提供側がダウンロードを有効にした本か

    DRMフリーの確認が必要。古いDRMフリー本も自動で全冊対象にはなりません。

  2. 購入した本人か

    Kindle Unlimitedなどで借りているだけの本は、DRMフリーでも対象外です。

  3. 「コンテンツと端末の管理」で選べるか

    数冊を実際に確認。保存できたら、移行先がそのファイル形式を読めるかも確認します。

1・2は利用資格、3はその本の可否を確認する場所です。対象本の割合や、全端末での表示を保証する図ではありません。Amazon公式の対象条件

  • 本の提供側が、EPUB・PDFのダウンロードを可能にしているか。
  • 自分はその本を購入しているか。Kindle Unlimitedなどで借りて読んでいるだけではないか。
  • Amazonの「コンテンツと端末の管理」で、その本のダウンロード可否を確認できるか。

公式案内では、Kindle Unlimitedなどのサービス経由で利用している本は、DRMフリーでもこのダウンロードの対象外です。読み放題の利用と、ファイルをダウンロードできる購入者の条件は別です。購入時期は問わず、以前購入した本も提供側の設定次第で対象になります。

また、2025年12月9日以前にDRMなしで出版された本も、自動的に対象へ切り替わるわけではありません。提供側による明示的な設定が必要とされています。昔からDRMフリーと説明されていた本でも、ダウンロード項目が必ずあるとは考えないようにします。対象条件と旧刊の扱い

別の端末を買う前に、移したい本から確認する

新しい電子書籍リーダーを買うなら、まず移したい本を数冊選び、公式の管理画面で対象かを確認するのが先です。ダウンロード項目が見つからない段階で、「あとで全部移せる」として本体を選ぶのは避けたいところです。

対象ファイルを保存できても、読む端末やアプリがその形式に対応するかは別の確認になります。本記事では、個別タイトルの対象判定や、すべての端末での表示を保証していません。

今回の変更は、Kindle本の全冊移行ではなく、条件を満たした本を公式にダウンロードする選択肢です。購入済みか、提供側が対応させているか、管理画面で選べるか。この順番で確認すると、期待とのずれを減らせます。

メーカー一次資料の再確認:2026年10月19日。Amazonの日本語KDPヘルプで開始日、提供側の設定、旧刊、認証済み購入者、読み放題の対象外を確認しました。個別タイトルの可否は未確認です。個人投稿は購入者の例として保全しており、対象本の割合を示す資料ではありません。