現金を扱うなら、ドロアまで一組で選ぶ

自動で開くドロアは、対応するプリンターへケーブルで接続して使います。iPadとプリンターをBluetoothでつないだ場合も、ドロアまで無線になるわけではありません。

Airレジの対応ドロア一覧は、プリンターとの接続互換性があれば利用できると説明しています。ここで確認したいのは、今のドロアの型番、接続先プリンターへの対応、必要なケーブルです。差込口の形が似ているだけでは、使い回せると決められません。手持ちのドロアがある店は、その互換性を確認してからプリンターを選ぶと買い替えの範囲を決められます。

新規にそろえるなら、プリンターの小ささに加えてドロア本体の幅・奥行、引き出す方向、開いたときに人が立つ場所まで測ります。現金を扱わない店や手動の引き出しで足りる店では、自動開閉への対応は選定の中心になりません。両機ともドロアを別置きできる点は共通なので、メーカー名だけで収納量や設置のしやすさを決めないようにしましょう。

置き場から見た選び方と、それぞれの弱点

RP-F10は幅・奥行とも127mmで、MCP31LBより本体の占める範囲が小さく、上面排紙も選べます。カウンター上で上に出た紙を取りたい場合や、置き方の候補を残したい店に向いています。ただし、高さはMCP31LBより2mm高く、本体が収まるだけでは紙交換や配線まで収まりません。USB Type-C端子があることだけで、手持ちの端末すべての充電条件が満たされるとも限りません。

MCP31LBは前面に紙を出す置き方で、ケーブルを左右・後方の3方向へ逃がせます。前に立つスタッフが紙を取り、電源やドロアの線を横へ通す配置なら選びやすい仕様です。弱点は、今回の比較対象に上面排紙や本体側のUSB Type-C端子がなく、RP-F10より幅・奥行が必要なこと。mC-Print3の別モデルの仕様を見て、この条件を補えると考えないでください。

最終的には、端末の端子とケーブル、開店時から使う紙幅、ドロアの互換性、紙交換まで含む置き場の順で絞ります。RP-F10の小ささや排紙方向が必要ならRP-F10、MCP31LBの前面排紙・配線と既存機器の組み合わせで収まるならMCP31LB。どちらでも条件を満たす店は、本体・ケーブル・ドロアを含む見積もりで比べるのが現実的です。

この記事では実売価格、在庫、販売店ごとの同梱品、実機の印字品質・音・連続運用時の安定性を確認していません。速度の順位も付けていません。POSサービス自体が未定なら、先にPOSサービス全体の選び方で必要な会計機能を決めると、プリンターを選び直す手間を減らせます。

確認日:2026年10月16日。公式仕様・対応案内に基づく比較で、実機レビューではありません。