5.金額を分けたら、割引と残りの注文を確認する
別会計では、合計額だけを見ると、割引の抜けや重複に気づきにくくなります。例えば「ドリンクと菓子を一緒に頼むと安い」というセットを、別々の商品として会計すれば、セットとしての条件が崩れる場合があります。商品の選択と値引きの行を一緒に見たい理由です。
Airレジは、まとめ買い割引の対象商品を個別会計すると、組み合わせの条件を満たさず割引対象外になる場合があると案内しています。また、伝票単位の割引・割増は、個別会計で商品と一緒に選択する必要があります。先に一部の商品を会計した後も伝票に残るため、次の会計でも公式手順に沿って確認します。
Airレジ公式:個別会計と割引・割増の注意
店舗側の確認としては、次の3つを分けて見ると整理できます。
- いま払う人:対象商品、割引、請求額が希望どおりか
- まだ払っていない人:残っている商品と金額に抜けや重複がないか
- 最後の会計:全員の会計額と、適用後の注文総額が合っているか
割り勘の余りを誰かへ加えることと、会計額の端数を値引きすることも違います。店のルールとPOSの設定が一致しているか、割り切れない注文例で確認しておきましょう。
6.「領収書を分ける」は「支払いを分ける」とは別
1回で10,000円を払う例
書類が3枚でも、3回の決済をしたわけではありません。
商品ごとに別々に払う例
Airレジでは、個別会計したものを合算した1枚の領収書は発行できません。
割引なしの架空の金額例です。Airレジの領収書発行・再発行の案内をもとに、支払いと書類の違いを示しています。全額の領収書を1枚で発行済みの場合、後から分割して再印刷はできません。領収書の発行・再発行の条件で確認できます。
Airレジは、会計完了後に領収書を等分して発行する機能を案内しています。これは支払いを複数回に分けて決済できる、という説明ではありません。
Airレジ公式:領収書の発行方法
等分で割り切れない端数は、最後の領収書へ加える仕様です。ただし、全額を1枚で発行済みの場合、後から分割して再印刷することはできません。
Airレジ公式:領収書の再発行と端数の注意
反対に、Airレジで商品を個別会計した後、その会計を合算した1枚の領収書は発行できないと案内されています。「先に別々で払って、あとで1枚に」と言われてからでは、対応できない場合があります。
Airレジ公式:領収書発行に関する注意事項
必要な明細・宛名・枚数を会計前に確認し、実際の取引に沿った書類を発行しましょう。税務上の扱いを、POSの機能だけで判断するものではありません。
7.導入相談には、自店の注文を1組分持っていく
機能一覧のチェックより、普段ある注文を使って確認する方が、必要な条件を具体化できます。提供会社には次のような例を伝えましょう。
- 3人で割り切れない合計額を、均等に払いたい
- セット割引のある注文から、1人分だけ先に会計したい
- 同じ商品を2つ頼み、そのうち1つだけ別会計にしたい
- 1人が希望する支払方法の組み合わせを使いたい
- 一部を会計した後、残りをまとめて払い、必要な領収書を出したい
どの画面で未会計分を確認し、間違えた場合はどの公式手順へ進むのかも聞いておくと、スタッフへ伝えやすくなります。POSの記録訂正と、決済側の取消・返金は同じ操作とは限りません。
練習方法は提供会社へ確認し、説明用の画面や指定されたテスト方法を使いましょう。動作確認のために、実際のカード決済と取消を何度も繰り返す必要はありません。
まとめ:機能名より、客から頼まれる会計の形で選ぶ
人数割り、商品別会計、複数の支払方法、テーブル合算、領収書の分割。似た言葉でも、目的と条件は違います。
同じ席で先に帰る人が多い店なら、商品を選ぶ個別会計と残りの注文確認を優先します。総額を人数で均等に分ける希望が多い店なら、割り勘の計算と実際に使える決済の組み合わせが比較の軸です。現金とカードの併用が必須なら、今回のAirレジ+Airペイのクレジット会計はその条件に合いません。funfoも、一部会計の機能名だけで自店の決済端末との可否を決めないようにします。
最初の準備は、よく頼まれる「別々」の形を2〜3例、商品名と金額で書くことです。割引、端数、未会計分、必要な書類まで通し、契約予定のプラン・端末・決済サービスで確認できたものを候補に残します。
基本の情報確認日:2026-10-10。10月18日はfunfoの会計機能、Airレジの商品別会計・割引・Airペイ連携・領収書の発行再発行を限定再確認しました。実決済、印字、操作時間の測定は行っていません。




