手入れと移動まで含めて、続けられる置き方にする
両機種の取扱説明書は、フィルターの掃除を約2週間ごと、タンクセットの手入れを約1か月ごとの目安として案内しています。置いたまま吸込口に手が届くか、タンクを引き出せるかも購入前に見たいところです。内部乾燥は内部に残った湿気を乾かす機能であり、フィルター掃除やタンク洗いが不要になる機能ではありません。90D取扱説明書・15〜17ページ、200D取扱説明書・18〜19ページ
階をまたいで運ぶ、物干しを片付けるたびに移動する、といった使い方なら9.7kgと16.3kgの差は検討材料になります。実際の持ちやすさは未確認ですが、自宅の移動経路と持ち上げる頻度は先に整理できます。本体が収まる面積だけでなく、説明書が指定する周囲の空間、衣類との距離、吸込口をふさがない位置も確保してください。
自分の家では、どちらを先に検討するか
90Dを先に見るのは、低い物干しの下へ置きたい、送風幅約100cmを基準に干す場所を組める、タンクの水捨てを生活の中でできる場合です。購入前には、幅470mmの本体と周囲の必要空間が収まるかを確認します。
200Dを先に見るのは、幅を使ってまとめて干したい、公式の洗濯物量目安に余裕を見たい、条件に合う排水先へホースを引ける場合です。背の高い本体の置き場所と重量、連続排水の経路が用意できるかが確認点になります。大きな除湿可能面積だけを理由に選ぶと、普段の干し方には過剰な大きさになる可能性もあります。
まだ迷うなら、普段1回に干す衣類、干した幅と高さ、本体を置く位置、排水先、運転してほしい時間帯を一枚に書き出してください。その条件に、2機種の仕様を重ねると、必要な違いが見えてきます。
そもそも干す作業を減らしたい場合は、除湿機の選定と一緒に、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方式・設置条件の比較も候補になります。干して風を当てる使い方を続けるのか、洗濯機の中で乾燥まで行うのかを先に決めると、家電に任せたい仕事を整理できます。洗濯機の乾燥容量と、除湿機の試験に使う衣類量は、同じ基準の能力値として比べないでください。
本稿では乾燥時間、音の感じ方、持ち運び、実際の電気代を実測していません。公式の数値と、その条件から考えられる選び方を分けて記載しています。

