HDMI端子とテレビ台を見てから選ぶ

HDMIは、機器間で映像と音を一緒に渡す接続です。ARCは、同じHDMIケーブルでテレビの音をバーへ返す機能。eARCは、渡せる音声形式を広げた方式です。テレビ側とバー側の両方が対応して初めて使えるので、バーにeARCと書いてあるだけでは条件がそろいません。テレビから音を返す接続

光デジタルは、音だけを光ケーブルで渡す別の接続です。AUXはアナログ音声を受ける入力で、今回はDenonにあります。テレビの音を出す端子と、バーの音を受ける端子を合わせます。この確認なら、音の規格名を全部覚える前でも候補を絞れます。

接続できる端子と、置ける大きさ

比較する点 Sony HT-S100F Yamaha SR-B30A Denon DHT-S218
テレビ用HDMI ARC対応 eARC/ARC対応 eARC/ARC対応
プレーヤー用HDMI入力 なし なし 1系統
その他の音声入力 光デジタル 光デジタル 光デジタル、3.5mmのAUX
低音用の構成 専用サブウーファーなし サブウーファー内蔵 サブウーファー内蔵
幅×高さ×奥行 約900×64×88mm 910×68×133mm 890×67×120mm
標準付属の接続ケーブル 光デジタル HDMI HDMI

寸法はテレビの前へ置く場合です。Yamahaの奥行133mmと、壁掛け用スペーサーを含む139mmは設置条件が違います。テレビ台を測るときは前者を使い、ケーブルを出す余裕を別に残してください。Sonyの仕様、Yamahaの仕様、Denonの仕様

テレビにARCまたはeARC対応HDMIがあれば3機種とも候補に残ります。光デジタル出力だけでも接続できますが、付属ケーブルはSonyとほかの2機種で異なります。アナログ音声出力しかない場合は、この3機種ではAUX入力のあるDenonが候補です。

テレビの背面や側面で、HDMI端子の横にARCまたはeARCの表示があるかを見ます。同じ形のHDMI端子でも、テレビの音をバーへ返せる端子は限られます。表示がない場合は型番から説明書を開き、光デジタル出力の有無も確かめてください。

SonyとYamahaにApple TVやゲーム機を組み合わせる場合は、外部機器をテレビへ接続し、テレビからバーへ音を返します。YamahaのAV機器の接続案内もこの経路です。DenonならバーのHDMI入力も選べますが、後のDenonの項目で説明する映像仕様に合うことが条件になります。

YamahaとDenonのeARCは、テレビ側も対応しているときに使えます。テレビがARCだけなら、利用できる音声形式もARCの範囲です。Atmosを再生するなら作品、再生機器、テレビが通せる形式、配線をそろえる必要があります。声を聞きたい目的なら、ロゴだけで上位の接続を追わなくてもよいと思います。

次にテレビ台を測ります。3機種の幅は約89〜91cm。脚の間に入る幅、脚の前に残る奥行、画面下端までの高さをそれぞれ見ます。バーを置いても受光部や画面をふさがず、背面のケーブルを無理に折り曲げない位置が必要です。「台には載った」の次に、リモコンが使えるかまで確かめます。

接続した後、音が出ない場合

つないだらテレビの音声出力を外部スピーカーへ切り替え、バー側も接続した入力を選びます。音が出ないときは、消音、入力選択、テレビの出力先、ARC対応端子の順に戻ってください。YamahaならHDMIはTV、光はOPTICALを選びます。ARC接続ではHDMIコントロール設定も確認します。Yamahaの入力と音量の操作

地上波は鳴るのに映画アプリだけ無音なら、アプリや再生機器が出す音声形式と、バーの対応形式を照合します。PCMはデジタル音声の表し方の一つで、テレビにその出力設定があれば、音が出るかを切り分ける候補です。ただしAtmosなどの出力条件も変わります。設定を変える前の状態を控え、音が出た後に対応形式へ戻すか判断してください。確認箇所はYamahaの「音が出ない」、対応する音声形式と各機器の説明書が目安です。